婚約指輪が無くなってしまい、ヒヤヒヤの毎日でした。

婚約指輪は、意外とはめる機会が少なかったです。デートの時着用、結婚式の打ち合わせで数回着用、お正月やイベント時に着用と、数える位の機会しかありませんでした。しかし、はめる機会はありませんでしたが、とても大事なものなので、ずっと保管していました。

そしてある時、我が家がアパートから他の場所へ引っ越す事になりました。もう大騒動で、いらないものを片付けしたり、運び出したり、とても大変でした。
しかし、無事に引っ越しも完了し、新居での生活が始まりました。

ある日、主人がリサイクルショップのチラシを見ながらポツリと言いました。「そういえば。婚約指輪、どうなった?最近見ないけど。」

このひと言を聞き、ハッとしました。「私、婚約指輪どこにやったっけ・・・?」その瞬間、体の中の血の気がサーッとひいたのを感じました。主人は怒るととても恐い人でしたし、自分のあげた大事なものを無くしたと知ったら、何を言われるか想像しただけで恐ろしかったからです。ですので、すぐに平然を装って「この前の引っ越しの時に、とっても大事なものだから、実家の方にひとまず置かせてもらったよ。引っ越しの荷物に紛れちゃうの嫌だったから」と思わず取り繕いました。

その場は無事にやり過ごしましたが、そのあとはもう大変でした。引っ越し段ボールを片っ端から探し、探し回りました。不思議な事に、婚約指輪をどこにいれたか記憶が無くて、本当に困りました。そして、段ボールの中にはありませんでした。

しかし、その騒動の何ヵ月後に、婚約指輪が使わなくなった鞄から出てきました。引っ越しの際に、何故だか解りませんが、鞄の中に入れていたようでした。
暫く生きた心地がしませんでしたが、無事に見つかりやれやれです。婚約指輪は、しっかり保管しておくべきだったと反省しました。